
意外と知らない?日本ユニセフ協会の活動内容
iafpe
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募金について考えた時に、パッとユニセフを連想する人は多いのではないでしょうか。
知名度が高く、長い歴史や高い信頼度を持つことから、有名な募金先として容易にイメージできるものです。
国内では日本ユニセフ協会という名称で活動を行っており、海外の多くの国や地域に協会が存在します。
それぞれが連携を取りながら、世界中で有意義な活動を行っています。
https://www.iafpe-ne.org/japanese-female-politician.html
ユニセフとは
その活動を支えるのが募金であり、支援の輪が広がることで、より多くの人々を救うことができるのです。
しかしながら、具体的にどのような活動をしているか、明確には分からないという人も少なくないでしょう。
まずユニセフというのは、子どもの命と健康を守ることを目的に活動する国連機構のことです。
世界には最低限の暮らしや生きる権利などを奪われている子どもたちも多く存在し、日本では考えられないほどの苦しみと隣り合わせになっている実情があります。
将来の可能性を守り、誰もが幸せに暮らせるよう、サポートを行っていくのがユニセフの掲げるミッションです。
日本ユニセフ協会により集められた募金も、ユニセフ本部を通して各国や地域にある事務所へと、支援というかたちで送り届けられます。
保健の問題
では海外では、どういった苦労を抱える子どもたちがいるのでしょう。
複数のカテゴリーに分けられますが、ひとつに保健の問題が挙げられます。
例えば、予防接種は特定の病気を防止するための有効な手段として日本でも広く行われていますが、海外ではケアが行き届いていない地域もあることで、5歳未満で亡くなってしまうケースが少なくないのです。
支援によってその割合は減少傾向にあるとはいえ、命を落としてしまう子どもは世界中に存在します。
募金によって予防接種を受けられる子どもたちが増え、尊い命を救うことができます。
栄養不良も深刻な問題
栄養不良も深刻な問題です。
これは健康に育つための栄養を十分に補給できていない状態を指しますが、発育障害や低体重などのリスクが高まるのはもちろん、病気に掛かりやすい体質になる恐れがあります。
知能や身体の成長が遅れることで、将来の子どの人生が脅かされるだけでなく、世話をする親たちの負担も増してしまいます。
栄養補給は生きるための最も基本的な営みですが、それすらも不十分な地域もあることから、すみずみまで密な支援を届けることが求められるのです。
水の問題
保健と言えば水の問題も大きく影響を与える存在です。
水は生命に欠かすことができない飲料であることはもちろんですが、衛生を保つための役割もあります。
ところが、世界にはキレイな水が飲めなかったり、手洗いすらもできずにいたりするケースが少なくない割合で存在します。
それゆえに不衛生な汚れた水を飲まざるを得ないこともありますが、ろ過されていない水には雑菌も含まれており危険です。
しかし下痢や病気の原因になり得ることを承知のうえで、生きるためには飲むしかありません。
手洗いもできなければ汚れた手で食事をしたり、子どもの世話をしたりするほかないですが、これは健康を脅かすリスクある行為であるのは想像するに容易いでしょう。
昨今、問題になっているコロナウイルス問題においても、こうした実情は非常に危険です。
感染症対策として手洗いを徹底するのは、日本ではもはや当たり前になっていますが、水を自由に使えない地域では到底、実施することは不可能です。
インフラの整備は急務として掲げられ、設備の普及も進んではいるものの、まだまだ支援は十分に行き届いていません。
そしてすべての人々に水の安全が保障されるまでは、今後しばらくの時間を要します。
子どもの保護もユニセフが行う重要なミッション
子どもの保護もユニセフが行う重要なミッションのひとつです。
暴力や虐待などは日本でも問題に挙がることがありますが、海外ではその割合が多いです。
時には人身売買に繋がることもあり、弱い立場の人生が搾取されます。
強制労働や奴隷化、犯罪利用など、命を軽視した非道な行為が行われています。
健全な国や環境を整備するには教育も欠かせませんが、質の高い教育を受けられない子どもは少なくありません。
学ぶことは基本的人権で、個人にとって必要なだけでなく、社会づくりをする上でも欠かせません。
ところが学校に通えない子どももおり、特に女の子の割合は多いです。
性的差別が残る地域もありますので、女性というだけで学校に通わせてもらえません。
差別がなくならないのは教育を受けられないことも原因のひとつですが、学校に通えないことで結果的に悪循環が引き起こされています。
地道な活動によって改善傾向にあるものの、すべての子どもが十分な教育を受けられるようになるまで、今後も教育支援は必要不可欠です。
まとめ
こうした活動はユニセフのミッションのほんの一部です。
その他にもHIV問題やジェンダーの平等、人道支援など、必要な支援は数多くあります。
募金は遠い地域からでも活動を支えられる意義のある行為で、日本でもさらなる支援の輪が広がっていくことが求められます。
最終更新日 2025年7月8日 by iafpe