
省エネ住宅の人気が高い理由
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省エネ住宅は生活するために必要な消費エネルギーの量を抑えることを目的としてつくられた家であり、エネルギー消費量を抑えると同時に生活の快適さを実現することも目的としています。
ただ使用するエネルギーを減らすだけでは暑かったり寒かったりする生活、不便な生活を強いられることになるはずです。
けれども、このタイプの住まいは快適性も実現しているので少ないエネルギー使用量でも心地よい暮らしを実現することができます。
優れた建物の1つとして知られており、このタイプのマイホームを建てたり購入したりする人も多いです。
興味がある場合は、メリットや魅力から人気が高い理由を知っておくと良いでしょう。
目次
省エネ住宅のメリット
光熱費を節約できる
まず、光熱費を節約できるというメリットがあります。
エアコンを使用しても従来より使用量が少なくて済むので、冷房や暖房にかかる費用を削減することが可能です。
エコであることを意識していない家に住む場合と比較して30年間のランニングコストを計算すると、270万円ほどの差が生じると言われています。
長い目で見ると光熱費やランニングコストが少なくて済むので、お得さを求める人にもピッタリな住まいです。
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外気温の影響を受けづらい
外気温の影響を受けづらいというメリットもあります。
エアコンの使用量を少なくするために、外気温の影響が最小限になるように工夫されていることがほとんどです。
断熱性と気密性を高めることによって、低すぎたり高すぎたりしない設定温度でも冷暖房の効果が十分に感じられ、快適に生活することができます。
外気温の影響を受けやすい建物の場合は、かなり低く冷房温度を設定したりかなり高く暖房温度を設定したりしても、思うような快適さが得られないこともありますが、省エネ住宅であればそういった問題が起こりません。
部屋同士の寒暖差が小さい
断熱性と気密性が高いので、部屋同士の寒暖差が小さいというメリットもあります。
部屋同士の寒暖差が小さければ季節による温度差が小さいので快適に感じられやすいですし、冷暖房をつけたときに他の部屋との温度差を小さくすることも可能です。
特に冬場はリビングなどの人が集まる場所と廊下やトイレなどの場所では気温差が大きくなりやすく、急に温度の低い場所に行くことでヒートショックを起こしてしまうこともあります。
寒暖差が小さい家ではヒートショックも起こりづらく、安心して生活できるはずです。
高齢者や小さな子供、身体の弱い人がいる場合でも安心だと言えるでしょう。
遮音性や耐久性が高い
更に、遮音性や耐久性が高いというメリットもあります。
気密性や断熱性を高めるために用いられる建材には遮音効果を期待することができるので、外からの音を遮断しやすいです。
反対に、室内の音を近隣に漏らしにくいという特徴もあるので、子供が少々騒いだり泣いたりしても近所に迷惑をかけないというメリットも感じられるでしょう。
気密性や断熱性を高める際に結露の発生を抑える仕組みが取り入れられることが多いため、結露によるカビを防ぐこともできます。
結露やカビは建物を劣化させてしまう原因の1つなので、この問題が起こらないことで高い耐久性を維持しやすくなるでしょう。
税金や補助金の優遇制度が活用できる
税金や補助金の優遇制度が活用できることも魅力です。
建築費が高くなりがちな省エネ住宅ですが、補助金を受け取ることができたり、税金が軽減されたりすることも多いと言えます。
一定の条件を満たす必要はあるものの、お得に高品質な住まいを手に入れることができるでしょう。
新築で家を建てる場合はもちろんですが、購入した住宅に省エネ機能を追加する場合も適用となることがあるので、建てる場合も購入する場合も税金や補助金についてチェックしてみることをおすすめします。
国が用意している補助金だけではなく、地方自治体で特別に補助金制度が用意されていることもあるので、地方自治体のホームページなども要チェックだと言えるでしょう。
売却時の価値が高くなる
売却時の価値が高くなることも魅力的な部分です。
長く住むことを想定して家を建てたり購入したりする人が多いですが、仕事の関係で引っ越すことになったなど、様々な事情から売却しなければならない状態になることもあります。
今後は省エネ住宅のシェアが拡大することが予想されているので、一般的な家では十分な売却価格にならない可能性が高いです。
売るときに後悔しないためにも、機能や性能の良いこのタイプの建物を選んでおくと良いでしょう。
まとめ
省エネ住宅には、こうしたたくさんの魅力があるので購入や建築を希望する人が増えています。
国や自治体でも補助金や優遇制度が用意されているなど、このタイプの家を増やそうという動きも盛んだと言えるでしょう。
これから先はますます多くの人が求めるようになることが予測されているため、今後家を建てるのであればこのタイプを選択することがおすすめだと言えます。
あらかじめ魅力や特徴について十分な知識を身に着けておき、マイホームについて後悔をしない選択ができるようにしておくと良いでしょう。
最終更新日 2025年7月8日 by iafpe