新しいバイアグラ
iafpe
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ジェネリック医薬品は近年、色々な医薬品でその価格の安さから注目されて来ており、みなさんも名前を良く耳にしていることと思います。
ジェネリック医薬品とは簡単に説明すると、今まで有効性や安全性が十分に実証された医薬品と、同等の品質があると認められた従来の医薬品よりも低価格で患者の負担が減るといった利点がある医薬品です。
そんなジェネリック医薬品にバイアグラが次々と追加されているのです。
日本の厚生労働省の認可を受けた「正規品バイアグラ」のジェネリック版バイアグラが続々と追加されていっています。
なぜ、今になってジェネリック版のバイアグラが国内で登場して来ているのかというと、バイアグラの主成分である「シルデナフィル」に対する【物質特許】と勃起不全治療の【用途特許】の2つが特許権存続期間満了になったからです。
ファイザー株式会社が発売しているバイアグラの物質特許が2013年5月17日に満了となり、用途特許も2014年5月13日に満了になりました。
ですから各製薬会社も、新しく発表しようとしているバイアグラの安全性などをしっかりと証明し、発売までの手続きを経ていき、厚生労働省から製造販売承認を得られれば発売を開始できるのです。
しかし、ジェネリック版のバイアグラは、バイアグラという名称が使えないため、『シルデナフィル』などのバイアグラとは違う名前になっています。
ジェネリック版のバイアグラが登場したことで、バイアグラ1錠の値段は安くなっていくでしょう。
これは消費者にすれば嬉しいことですし、有り難いことです。
今まで医者の問診や泌尿器科へ足を運ぶことが恥ずかしかったり、金銭的な問題でネットで格安のバイアグラなどを購入していた人も、国内で安心して正規品と同等の安全性があるバイアグラを購入することが出来ます。
しかし、消費者に取って嬉しいことでも、このままどんどんと価格競争が発展していくと、いつかは今までの品質を保ったままの価格競争も限界に達してしまいます。
そうなった時に、今までの品質が保てなくなり粗悪なバイアグラが世に出てくるのは少し怖いところですね。
最終更新日 2025年7月8日 by iafpe