ニキビ跡の色素沈着
iafpe
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ニキビが治ってもそのあとに赤黒くなっていたりシミのようになってしまうことがあります。
こらは色素沈着が原因となってしまっているのです。
ニキビ跡の色素沈着には2つの要因があります。
茶色のシミのようになったものはメラニンが原因となっていて、もう一つは赤黒くなったものでヘモグロビンが原因になっています。
色素沈着は炎症が進んでしまい真皮にまでダメージを与えてしまう結果出来てしまいます。
赤黒い色素沈着はニキビに伴って起きる炎症や化膿が原因となり真皮層にある血管がダメージを受けて壊れてしまい血液が出ます。
そして、血液中の赤血球の中にあるヘモグロビンが沈着してしまう状態です。
初めは紫色て徐々に赤黒く変色してくる理由はヘモグロビンの成分であるヘムにある鉄分は酸素と結合することにより赤色になり、逆に酸素を離してしまうと紫色になってしまうからです。
茶色っぽい色素沈着はメラノサイトから生成されるメラニンが原因となっているのですが、メラニンの本来の働きは肌に当たる刺激(紫外線など)から守る役目なのです。
そのメラニンが多量に生成されるのはニキビによる炎症や化膿、アクネ菌を殺菌して菌を鎮めるために活性酸素がたくさん出来てしまいます。
この有害な活性酸素から肌を守るためにメラニンが生成されるのです。
メラノサイトは皮膚1㎟あたりやく1500個存在していて顔面など日光が良く当たる場所などには高密度で存在しています。
正常ならばターンオーバーによりメラニンは薄くなっていき目立たなくなるのですが、ニキビによって損傷されてしまった肌では、正常なターンオーバーが出来ずメラニンが多量に残ってしまいシミになってしまいます。
メラニンの本当の色は黒色ですがメラニンが沈着する場所によって色が変わって見えます。
表面に近い場所だと黒色に見え、真皮層の浅いところまでなら茶色に、真皮層の中からさらに奥になると青色に見えます。
色素沈着のみのニキビ跡であれば長期間に渡りますが少しずつ薄くなっていくことは可能です。
毎日使う乳液などに美白作用のあるものを選び、ビタミンC誘導体やハイドロキノンなどを使用していくのが良いと思います。
それと共にピーリング化粧品を使用しターンオーバーを促進していけばさらに効果が上がります。
ただし、真皮まで達してしまった色素沈着になってしまうとセルフケアだけではなかり厳しいので皮膚科の専門の先生に相談してケアしてもらうのが一番良いと思います。
最終更新日 2025年7月8日 by iafpe